めくるめくは流氷の蠕動

知床ウトロの周辺の海岸では流氷が全体的に沖へやや離れていた印象でしたが、

斜里町(以久科原生花園)の方面は接岸しており、波にうごめいていました。

今日も2月とは思えない程に気温が高く、水平線や山々がひどく霞んで見えて、

真っ白く覆われた海を眺めながら、例年とは違う様子に不思議な感覚でした。

知床にとっても生態系の根源の一端である流氷、オホーツク海をめぐる動き、

北の世界の自然、周辺の国、その北の極地、さらに想えば、この星の規模の

もっとダイナミックな動きを、脈打つような流氷のうねりに見た気がします。

どこまでも遥かに静かな例年の流氷原が僕らに伝えてくる言葉もありますが、

この見るうごめき、聞くざわめきにも、伝えてくる何かがあるのでしょうか。

現象と現象は繋がり自然と自然も繋がっているとすれば、気候の変化も同様、

年々と流氷が薄くなっている感覚に、未来の景色、この星は変わるでしょうか。


【🎥 流氷が波打っていました。※早送りはしていません。そのままの動きです。】




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