今日も晴天。暑いくらいの陽気に軽く汗をかきながら森を歩きます。
これまでの雨の期間が過ぎて、野生動物も活動しづらかった日々を
取り戻すように活発に歩きまわっていることを感じます。
草原では獣道を行くキタキツネ、そして...断崖部と付近の森ではヒグマ。
何と思いがけないことに(音だし声だしをしていましたが...)、、
3頭のヒグマを目撃してしまいました。そのうちの1組が写真一枚目。
どちらも若そうに見える個体で、1頭が1頭を追いかけていって、
はじめは親離れした兄弟の熊なのかと思っていましたが、
急な崖のふちまで追いやってしまって、まさしく追い詰めました。
そして、その瞬間…「グァァオオオォォーーー!!!」と
周囲の断崖に響き渡るような大きな鳴き声で威嚇するように
追い詰められた方のヒグマが鳴いたではないですか!
この2頭が実際にはどのような関係なのかはわかりませんが、
遊びやじゃれ合いにしては互いに本気のように見えて、
僕自身もこんな場面を観察したのは初めてでした。
しばらく睨みあった後、崖の上側の個体が森に去っていきました。
もう1頭は少し上ったところで岩に座って一休み。ホッとした様子。
時間の関係で僕はこの場所を後にしましたが、場面として驚きました。
そして、帰り道では…またヒグマがいました。
これは、もしかしたら写真一枚目の2頭のうちの
森に去っていった個体と同じかもしれないのですが、
追いかけまわっていた時に別のもう1頭もいたようにも思うので、
仮にこの個体が(写真一枚目と)同じだとしても3頭の目撃でしょう。
日差しの下で駆けまわって体温が上がってしまって暑いのか、、
水風呂(大きな水溜り)に浸かって涼んでいる…というまた珍しい場面です。
どことなく、、温泉につかって気持ち良さげにしているお父さんのようで、
遠くから見ているぶんには微笑ましくも面白い光景でしたが、
人間への反応が鈍いように感じられる個体で、気をつける必要があります。
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