コマドリと、消える沼。

今日は季節が思いだしたように...急に気温が上がって、

ポカポカとした柔らかで温かい空気に知床は包まれていました。

森を歩くと雪虫も多く、小さな野鳥たちも元気に活動していました。

そんな中で、まだ残っている紅葉に負けないくらい、鮮やかな鳥が!

僕は今シーズンでは数度目の観察に思う...コマドリ(写真)がいます。

夏鳥であるはずの彼らですので、こんな時期に観察するなんて、

ほとんど考えてもいなかったので驚きました。

本格的に雪が降ってくる前に越冬地に渡っていけば良いですが。

進んでいくと、先週はヒグマが浸かれるくらいに溜まっていた沼ですが、

一度水がひき始めてからは本当に早いもので、こんな様子になっています。

足元は泥濘のように湿っていますが、最近の降雪の影響もあるのでしょう。

ほんの一部分には浅く水溜りがあって、晩秋の空を映しています。

それにしても今年は沼である期間が続いていた事もあってか、

または一度はシダの草原になってから沼に戻ったことからか、、

この場所では例年にはない独特の臭いが周囲を包んでいます。。。

変な例えになりますが...カメムシの臭いに似たものがあります。

これまで...ず~~~っと沼に浸かっていたヒメシダ。枯れています。

本来なら黄色く草紅葉のような風景をつくってから枯れていくのですが、

(昨年もシダの草原に短期間ですが水が溜まっていましたね【上記リンク】)

このまま雪原に変わる冬へと向かっていくのでしょう。今年は。。。