その朝陽、その陽の下。

今日の早朝からのツアーでは青い空と青い海を眺める背後に朝陽が眩しく。

知床連山には雲が多かったようにも思いますが、その雲すら輝いて、

涼しく澄んだ空気にすでに近い秋を想いながら太陽の熱を感じていました。

断崖部では、明るく照らされながら飛び立つ時を待っているようなハヤブサ。

ふと顔をむけた鋭い眼差しの先にはフレペの滝と山々も映っていたはずです。

知床五湖の森にも、温かな日差しが木洩れ日として差していました。

第五湖のカイツブリの浮巣は今日もまだ抱卵中であったように見えますが、

太陽が燦々と照らす...その場所は暑くはないのだろうかといつも思います。

オスとメスが交替で抱卵するそうですが、親鳥の辛抱強さには感心しますね。

なんだか毎年のように調べては...翌年には忘れているように思いますが、

遊歩道のそばの岩の上に生える低木に真っ赤な実がなっています。

最近は目につくことが多いですが、おそらくエゾニワトコのようです。

試しに別の場所で齧ってみた時には苦みが強かったように思いますが、

アイヌの方々は、腹痛や風邪に効果のある薬として煮汁を飲んだり、

さらに煮汁を布に染みこませて湿布として打ち身等に利用したそうです。

知床も花々が咲く季節から実りの季節へと向かっているのだと感じます。




***** 自然ガイド 知床ころぽっくる *****

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つよし