この景色の中にも

2018年の冬季ツアーにむけての準備やら、年賀状作りをしながらも、

今日も飽きもせず森へと散策に行く僕ですが、日没の早さに追われますね。

本当は日の出から日没まで...自然観察しながら歩いていたいところですが、

なかなか希望通りにはならないのも仕方がないところです。やることが多く。

何か面白い発見がありそうな予感センサー、それを働かせながら2時間だけ。

写真一枚目の断崖部ではノスリやクマゲラを見ることができましたが、

本来は海辺で観察する野鳥ではないので、それも知床らしさなのでしょう。

帰り道に、いつもはあまり行かない方向から車へと戻っていくと、

森の中の雪上に...わりと新しそうなヒグマの足跡と糞を見つけました。

その糞に含まれていたものは、時期としては珍しくエゾシカの毛がたくさん。

春先には、越冬に失敗したエゾシカの死骸を冬眠あけに見つけたら食べたり、

エゾシカの出産期には、逃げ足の遅い仔ジカを捕食したりといった事例は

それが全てではないにしても(同じ時期に植物性のものも食べるので)、

たしかにあるのですが、こうした冬眠の直前は少ないのではないかと思います。

近くには生々しく血のついた若いエゾシカの脚があったので捕食したようです。

※さすがに、このような場所に留まることは危険なので、すぐに去りました。

今年の秋の食料事情(ドングリやサケ等)による部分もあるのでしょうか。

全体としてはヒグマの姿を見かけることも少なく、一部の個体の行動ですが。


【今日はキタキツネにも会いました。※動画のアカゲラ、ヒグマは少し前のもの】

・ちらっとキタキツネ(12月初め)の場面 0分15秒 から

・アカゲラがコツコツ(12月初め)の場面 1分18秒 から

・お昼寝をするヒグマ(11月下旬)の場面 1分54秒 から




***** 自然ガイド 知床ころぽっくる *****

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つよし