なめらかな海。静かな森。

ほとんど波がなく穏やかな海。それは近づく流氷を想わせる風景。

もしかしたら来週中にはオホーツク海沿岸の地域に流氷が接近して

その頃の風向きによって陸からも流氷本体を見られるかもしれません。

そんな期待もしながら見下ろす断崖、稀にアザラシがいたりするので、

丸い頭がないかと見まわしましたが、今日はいなそうでした。残念。

ただ、森では珍しい出会いもあるもので。。。エゾタヌキがじっと見つめて、

いつも思いますが...そこにいるのが人間だと気がついていないのでしょうか?

急に「あれは、人間じゃないか!」と気がついて慌てて逃げることが多いです。

今日のタヌキも、僕と距離もありましたし、長らく確認作業が続きました。

お蔭で僕は、可愛らしい奴め...♪と思いながら観察することができましたが。。。


【🎥 こんなバカな動画も作ってみました。ちょっと熊っぽいなと。すみません。】

知床では、エゾタヌキは観察する機会がそこまで多くない野生動物なので、

それにしては今シーズンは見かけることがあるので、例年と比べてみると、

雪の少なさや気温の高い日が目立つので、そうした影響もあるのでしょうね。

あまり雪上での活動に向いていない体型や、その食性もあってでしょうが、

(ホンドタヌキと違い)冬ごもりをしてほとんど巣穴で過ごしているようです。

そして、ぽかぽか陽気に誘られて森へ出てみたタヌキと僕なのでした。




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つよし