流氷初日と...白い鳥。

流氷初日とは言っても、流氷の本体はまだ遠い場所にあるのですが、

その先端部が”はぐれ流氷”として最近は紋別や網走で目撃されていました。

そして、今日になって知床のウトロでも肉眼でわかる場所まで来ましたよ!

ただ、実のところは昨日(1月13日)にも細い白い氷(シャーベット状)の帯が

知床岬の方面に流れているのを写真には撮れなかったですが見つけました。

一枚目と二枚目の写真はウトロの漁港付近に漂っていた氷です。

はじめは湾内で出来た氷が流れだしているのかとも思いましたが、

それにしては板状の氷もあって、状態が違うので沖からの流氷でしょう。

これは午後になる頃には海岸線に漂着しようとしていました。

午前11時30分頃のプユニ岬からの写真。

だいぶ遠いのですが、青い海の奥のほうの白い線は細い流氷の帯です。

ウトロ方面に近づいてくるというよりも、写真では向かって右側の

半島の先端方向、知床岬方面へと流れているように見えました。

その後は、フレペの滝へとスノーシューで散策に行くと...こちらにも流氷!

外国からの観光客の方々もフレペの滝の展望地から眺めていました。

「昨日は見ることができなかったのですよ(^^)」と伝えてあげたかったですが、

どこの国の方かもわからないので(ヨーロッパ系のような)、

互いに笑顔で見つめ合って海を指さしてはすれ違いました。心は通じ合った?

明日以降の天候や風によっては、流氷本体も近づいてくるでしょう。期待!

そして、同じ(フレペの滝の)断崖には、ハヤブサがいました。

海に背を向けて「流氷?ああ、知ってるよ。」と言うような冷静さ、

ちょっとニヒルな佇まいに想えて(想像して)、それを含め素敵な風景でした。

その一方で、ただただ愛くるしい存在感をもつ野鳥も森に。

冬の小さな妖精のような野鳥であるシマエナガです。

夏季もいますが、木々の葉が茂っていると見つけづらいのです。

亜種エナガのような黒い眉斑がなく、正面ならお目めが際立ちます。

それに、まるで雪玉のような体型も可愛らしいですね(*^-^*)


今日は本当に冬らしさをを満喫できました...♪




***** 自然ガイド 知床ころぽっくる *****

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つよし